2016年7月15日金曜日

1984年のMachintoshタッチスクリーンタブレット プロトタイプ

WWDC2016のセッションの合間に、会場のMoscone Centerのすぐ近くにあるサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)へ行った。以前、ニューヨークに6ヶ月ほどいたことがあって、NYのMOMAには何度か通ったことがある。

SFMOMAではサンフランシスコにちなむ写真や絵画などがあって、サンフランシスコらしさを打ち出していたようだけれど、いわゆるモダンアートではウォーホルやリキテンスタインなど(僕の中ではNYアート)も目についた。でも、後で調べて知ったのだけれど、これらは多分ドリス&ドナルド・フィッシャー夫妻のコレクションだ。彼らはサンフランシスコを拠点にGAPを創始した人たち。そもそも、GAPがサンフランシスコ発祥ということ自体を知らなかったのだけれど(GAPもてっきりNY発だと思っていた)。

さて、このSFMOMAの6階のフロアで「Typeface to Interface」という展示をやっていた。


1950年以降のアナログからデジタルに至るグラフィック・デザインとかコミュニケーション・ツールとか、いわゆるビジュアル・コミュニケーションを考察するべく、アーロン・マーカスのコレクションを中心にSFMOMA独自のコレクションを含めて展示しているらしい。

この中に、Machintoshのタッチスクーン・タブレットのプロトタイプであると題されたものがあった。
1984年に試作されお蔵入りになったとある。本当にタッチスクリーンだったのだろうか。30年以上昔に!?隣には初代Machintoshもある。初代だって1984年に発売され、ブラウン管技術だったのだから、このタブレットが動いていたとはとても信じられない。もしかすると単なるコンセプト・モックアップなのかもしれない。でも、だとしても既にタッチスクリーンを志向していたとすれば興味深い。いずれもSFMOMAのコレクション。ガラスケースに厳かに納まっている。


説明板にはデザイナーのハルトムット・エスリンガー(Hartmut Esslinger)のことが書かれている。エスリンガーは、この頃のアップル製品のデザインコンサルトをしていたドイツのフロッグデザイン社の創設者。Snow White design language というデザイン規則のことは有名で、このタブレット試作品もそれに基づいて白を基調とし、独特なスリットがある。

但しこのキーボードは絶対にいやだし、それにスリット模様もわざとらしく存在理由が曖昧な感じ。やはり何かの間違いのような気がしてならない。

さらに奥へ進むとグーグル・グラスの展示があった。
展示してあるのは、多分2012年前後の製品だが、既にどこか古風な雰囲気を醸し出しているのは展示ケースという演出のなせる技だろうか。

展示してあるプロモーション・ビデオの制作のことなど、シリコンバレーと近いこともあり、SFMOMAが、いろいろとこの業界に関わっていることもうかがえる説明がある。

「Typeface to Interface」は10月23日までやっているそうです。この業界のまだまだ短くかつはかない歴史と、その他のたくさんの展示でもしかするとサンフランシスコ魂みたいなものが味わえるかも知れません。


2016年7月10日日曜日

サンフランシスコ旅行でモバイル・ルーターのレンタル(関空で)

AppleのWWDC2016に参加する(初めての参加)ため6月にサンフランシスコに行った。

渡米前に、現地でのネット接続についてググると、カフェやホテルのWiFiサービスにはあまり期待しない方がよさそうだったので、iPhone用にSIM(できれば通話もできるもの)を入手するか、あるいはデータ・モバイル・ルーターのレンタルを検討した。

結論的には、出発日に関空の中にある、とあるショップカウンターで当日申込みでモバイル・ルーターをレンタルして、それが現地で比較的快適に使えたので、そのことを書きます。

T-mobileのSIM、操作ミスで失敗した話


実は、当初は、割高だがT-mobileのSIMの並行輸入品を日本のアマゾンで買って(多分2,000円くらい現地より高い)、日本でアクティベイトして予めiPhoneに仕込んで持っていこうと思った。緊急時に電話も使えるし、それがよいと思って、アマゾンで1つ購入した。
日本のアマゾンで購入
T-mobileのSIMのアクティベートは日本に居てもできる。実際、アクティベートする段階で念のためチャットで聞いてみたら日本からでもできるという。

日本からでもOnlineでアクティベートできるらしい

アクティベートの手続きを進めると、コース選択のページになる。30ドルでデータ通信は5GBまではスピード制限なしで使えて、通話は100分までというのがある。1週間しかいないのでこれでよいか?但し来月の解約手続きは必要かも知れない。あるいは、その下のPAY AS YOU GO PLANか?

T-mobileサイトの各コース価格表

ここで、僕は失敗してしまった。コースを決めるのに迷って、ブラウザの別のタブをいくつか開いて利用経験者のブログなんかを参考にしようとあちこちググっているときに、うっかりアクティベート後の申込み手続き中のT-mobileサイトのタブを閉じてしまったのだ。

これはもうあとのまつりで、SIMはアクティベート済みになってしまったので、再度サイトで手続きしようとしても「このSIMはアクティベート済みのものなので先へ進めません」的なエラーになり、コース選択やクレジットカード情報入力にたどり着けない。

T-mobileサイトのチャットで、どうすればいいか聞いてみると、サポートへ電話しろという。電話でないと対応できないという。
それなら、渡米してから電話したほうが良いと思い、とりあえず対処は渡米後に保留した。

しかし、出発当日、関空への移動中に少し不安になってきた。英語力上の不安もあるし、もし電話で説明がうまく通じないとか、あるいは手続き上のことで開通までに時間がかかってしまったら、肝心なときときにネットが使えない可能性がある。

関空で当日申込みモバイル・ルーターをレンタル


それで、関空に着いてすぐに、当日申込みでモバイル・ルーターをレンタルできるかネットで調べてみた。見つけたのが以下の関西国際空港のサイトのページである。
「予約なし当日貸出」と書いてあるサービスもある。これをあたってみよう。
乗っていたいた空港バスは関空の3階の出発フロアに着いたので、とりあえず、3階フロアにある「テレコムWi-Fi」に行ってみる。

「テレコムWi-Fi」には、事務ユニフォームの女性が3人いて、ルーターの入っていると思われるたくさんのケースを棚に並べる作業をしていた。レンタルのことをたずねると、声をかけられたのが意外というような表情で、今日貸し出せるものは申し訳ないがございませんと丁寧に断られた。あくまで印象だけれど、ここは個人客向けというより多分、契約法人向けとかにサービスしているのだろうか。

続いて1階の「GSMレンタフォン海外用Wi-Fiルーターレンタル」のブースに行ってみる。
黒いポロシャツの男性店員がにこやかに、在庫があります。ただ今、キャンペーン中で割引がありますと説明してくれ、あっさりレンタルの手続きができた。

ルーターはポシェットのようなソフト・ケースに入ってはいるが、このケース自体はわりとかさばるサイズ。スーツケースに入れて預かり荷物にしていいか聞いてみたが、やはり精密機械なので機内持ち込みにしてくれという。まあ、当然か。ルーター本体だけを手持ちのカバンに入れて、ソフト・ケースはスーツケースにいれることにした。

モバイル・ルーターの使用感


ルーター本体は、日本で自分が使っているWiMAXのルーターや愛用のMR04LNに比べると2倍くらいのサイズがありずっしり頑丈な感じ。多分、バッテリーが大きめなのだろう。でもまあ、ブレザーの内ポケットやパンツの後ろポケットにいれて持って歩くことはできた。バッテリー持続時間は口頭では6時間と説明され、サイトには4〜9時間とあるが、使用頻度によるのだろうけど僕の場合は実際には10時間以上はもっていたように思う。

データ量は無制限(ただし極端に大量に使うと制限がかかる場合があるらしい)とのことだった。最初に書いたT-mobile SIMで契約しようと思っていたのは月5GBのコースだったが、実際のところ、大きめのファイルのダウンロードするなどあったので、滞在の1週間でさえ5GBでは足らなかっただろうと思う。

難点はやはり、いつもルーターもiPhoneとは別に持ち歩かないといけないことだった。何しろ外を歩いて、Googleマップを見るときも、UBERを呼ぶときも、道すがらFacebookでWWDC2016の素晴らしい参加者たちが発信してくれている情報をチェックするときもモバイル・ルーターがなければならないのだから。今思えばSIMとモバイル・ルーターの2台持ち(1枚と1台持ち?)にしてもよかったかもしれない。

ソフトバンクの「アメリカ放題」というのがあるのは、現地で日本人参加者の人から聞いて知った。僕はドコモなので、この時ばかりは、うらやましいと思った。たびたび渡米するようになったら(もし本当にそんなことになったらだが)僕もソフトバンクに乗り換えようと思う。

T-mobile SIMは結局使わなかったし、上記では十分な情報とは言えないかもしれませんが、関空でモバイルルーターを当日レンタルできたことなど、関空発でサンフランシスコ旅行など計画されている方のなにかの参考になれば幸いです。