2011年3月12日土曜日

GoodReaderをFTP(Mac)で同期

iPadを購入する前から雑誌や書籍をPDFにしてMacBookで読むということをしていました。iPadが発売されて、PDFがより手軽に読めるようになってすごくうれしかったです。最初はGoodReaderを使っていたのですが、アノテーションなどを書き加えたくてAnnotationPDFというアプリに鞍替えしました。以来、ずっとAnnotationPDFを使ってきたのですが、先日のバージョンアップで機能は増えたのですが、文字選択などもできなくなったり、タッチに反応しなくなったりと問題が多く発生するようになりました。Goodreaderは既にアノテーションに対応していますし、同期機能も提供されるようになり、しかも割と安定しているようです。そこでGoodReaderに再度戻ることを決めました。 当初のGoodReaderにはこの同期機能がなく、USB経由iTunesでファイル管理するか、GoodReader側にFTPサーバ機能があってWifi経由でアップロードするしかできませんでした。AnnotationPDFには当初からMac上で動く同期用の専用Serverソフトが配布されていて同期という形でファイル管理ができ、僕はこの点も気に入っていました。現在、GoodReaderにはMac側の専用ソフトはないものの、同期の仕組みはいくつか用意されています。ひとつはWebDavサービスやDropBox、Mobile meなどのインターネット上のファイルサービスを使って同期する方法。またはMac上で動くFTPサーバを自力でどこかから入手して、それでWiFi経由で同期する方法です。前者のインターネットのファイルサービス経由は大きなPDFをいつも扱う僕にとっては同期時間がかかりすぎます。後者の方が高速で、しかも今までやって来た方法に近い形で運用できそうです。ということで、僕はMac側になんらかのFTPサーバソフトを導入することに決めました。 さて、ここからが本題ですが、MacにFTPサーバを導入するにはどうすればいいのでしょうか。 まず、標準の「ファイル共有」を使うということができます。「環境設定」の「ファイル共有」の「オプション」で「FTPサーバ」を追加することができます。しかし、僕の知る限りこの方法だと共有先のフォルダを指定できませんでした。自分のユーザーディレクトリが全部公開されてしまいます。多分設定するには自分でchrootを記述するなどしないといけないのではないかと思います。これはセキュアじゃありません。同期の時だけファイル共有をONにしてもいいのですが、どうにも気持ち悪いです。 次に、ProFTPDというソフトがセキュアでよいと聞きました。実際はこれはオープンソースのソフトで、これを使ってMac用アプリを作って配布されているのがFinkというソフトだそうです。早速、これをダウンロードしてみたもののOSX 10.5 対応が最新で、10.6に対応させるにはパッチやら再コンパイルやら大変なことをしないといけないみたいです。そこまでやるのは躊躇して、とりあえず他を探すことにしました。 JSCAPE MFT Server も安定していてよいソフトのようです。しかし、どうもこれはサービス(デーモン)としてうごくっぽいので僕は使うのをためらいました。いつもFTPが動いている必要はないのです。同期するときだけちょっと起動したいだけなのです。できれば単純なアプリのほうがよい。 最終的には、CrushFTP というアプリを使うことにしました。UIなどがかなり荒削りではあるのですが、お手軽な感じです。ということで、これの使い方についてまとめておこうと思います。 インストール後にやるべきことはユーザーの追加(またはdefaultユーザーのカスタマイズ)と、使用フォルダの登録だけです。 1)起動後のウィンドウで「Edit Users & Groups ...」をクリック 2)ユーザーを追加する場合は(ここがわかりにくかったですが)ウィンドウ左上の「書類」に「+」が付いたような小さなアイコンをクリック 3)左縦長のリストに追加したユーザー名が追加され選択状態→左側にパスワードなどを入れる領域が 現れる 4)パスワードを設定 5)「Server's Files」リストから使いたいフォルダを探し、そのフォルダを右の「User's Stuff」 リストにドラッグ&ドロップする。 6)ウィンドウ左下の「Save All Changes」をクリック 以上です。 iPadのGoodReaderの設定は以下。 1)「Connect to Servers」の「Add」ボタンをクリック 2)URL-address にMacのIPで ftp://xxxx.xxx.xxx.xxx を指定 3)UserとPassword にCrushFTPで作ったUserとPassword を指定 4)「Web Download」のところにある「Sync」をクリック 以上で同期がはじまります。「Web Download」のところの「Remote Sync」にこの同期のボタンが追加されます。

2011年3月9日水曜日

facebookはポートフォリオになり得るだろうか?

ソーシャルネットワークというか、facebookはどういう方向に進むのだろうか。

コミュニティ形成や情報交換がより容易になり、いろいろな活動が可能になったり、それを活性化できるということは既に証明されていると思う。一方で、facebookは個人の履歴書のような役割になっていきつつあるようにも思う。将来、facebookにアカウントを持って個人情報の公開(ただし排他的な公開)をすることが、社会活動において有利になる状況がくるのだろうと思う。社会活動において有利とは、地域や特定分野のコミュニティ活動だけでなくもっと一般的な仕事においてもということでもある。例えば、仕事で名刺交換をしたあと、その交換相手に一定レベルの個人情報を公開する設定しておけば、お互いのポートフォリオを交換できる。あるいは一方的に提供または取得でもよい。ポートフォリオは自分の公開したい範囲で公開できるようになるだろう。例えば、仕事相手に自分の個人的に興味を持っていることや、それに関連した活動を知ってもらうことによって、新しい機会を生み出すこともあるだろう。もちろん、逆の場合もあり、人間関係としてはマイナスに働く場合もある。しかし、人によってはそのマイナスもメリットとなることもあるだろう。

もちろん、そこの書かれていることが必ずしも事実とは限らないという可能性はある。だから、読み取る側のリテラシーが必要になる。僕はfacebook上では事実と虚飾は意外と容易に見分けられるようになるのではないかと想像している。なぜなら個人の情報発信であった従来のブログとは違い、facebookではそこに展開される人間の関係性の成果に注目できるからだ。

一方で、そのようなものを見通せるだけの公開性ということと、排他的にして公開できる情報を制限できることの間には確かに矛盾はある。これを何らかの技術的手法で解決できればすごいと思うし、多分facebookがこれほど注目されるのは、そのような問題を技術的に解決しようとその当初から試みてきたからではなかろうか。もっと言えば、その辺が従来のインターネット技術という側面を超える新しい何かなのだということだと思う。

話しを元にもどそう。誰もが表現者として作品を作ったり、あるいは作品があるにしてもそれをわざわざWEB上で公開する手間暇をかけられるわけではない。その個人にアクセスする側にとっても、その人の作った作品や成果の詳細をいちいちチェックすることはあまりないのではなかろうか。しかし、facebook上に表現されるものは、個人のポートフォリオとして、本人の意識するしないにかかわらず生成される何かであり、しかも履歴書には現れない何かになるように思う。そのようなポートフォリオのやりとりが行われる社会というものが将来やってくるのではないかと僕は想像するのだ。